住宅取得各向けの長期ローンの普及には一長一短があります。若年層や低所得にも住宅取得の道を開くという意味では、多大な貢献をしています。一方で、不良債権化するリスクも高めています。三五年という長期ローンの功罪を、金融機関の立場で秤にかけた場合、「罪」のほうが大きいと考えるべきでしょう。では、なぜ長期ローンは不良債権化の恐れが高いのでしょうか。まず、日本の終身雇用制度の崩壊が挙げられます。現在では、会社員は自ら望む、望まないにかかわらず、定年まで勤めずに途中で退職、転職するケースが目立ちます。
飯塚市の中古一戸建て
JR宇都宮線(久喜)の中古一戸建て
JR東海道本線(大磯)の中古一戸建て
東武伊勢崎線(草加)の中古一戸建て
JR総武線(西船橋)の中古一戸建て
グローバル化によって企業間競争が激しくなってきていること、また国内の経済成長が鈍化していることなどが挙げられるでしょう。もちろん、転職によって所得が増える人もいるでしょうが、その例はあまり多くはありません。むしろ、転職によって所得が低下する人のほうが多いでしょう。会社員のビジネス人生がますます流動的になっている時代では、貸し出し相手の収入が長期にわたって安定する保証はありません。その意味でも、三五年の長期住宅ローンは不良債権化しやすいものになっていくことは容易に想像できますし、すでに不良債権増加の兆しが見えています。結論から言うと、三五年の住宅ローンという商品は、目先の融資の目標を達成するための商品としてはきわめて優れている反面、高いリスクを内包した商品でもあるのです。雇用の不安定化が予想される時代には、もうそぐわない商品なのです。