マンションの品質を維持し、建物の老朽化を少しでも遅らせるには長期の修繕計画が不可欠だ。特に資金計画は重要で、ちゃんと計画ができていないと、いざ修繕という段になって資金が足りず、住人から一時金を徴収せざるを得なくなる。とくにマンションの場合、外壁の塗り替えが10年以上から始まる。しかもこの一時金は数十万円から数百万円にもなるから、住人のなかには「払えない」という人も出てくる。30戸から40戸数くらいのマンションで外壁の塗り替えやタイル張りならそのリェユーアルに数千万円くらいかかる。
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意外に費用がかかるのが、足場づくりなのだ。外壁などのリニューアルは住人の4分の3以上の合意があればできるが、払えない人は当然反対に回るから、現実には住民の合意を得るのは容易ではない。だが、いくら反対しても4分の3以上が賛成すれば強行される。払えない人はローンを組んででも支払わなくてはならないのだ。しかし、まとまった一時金の徴収がもとで修繕計画が進まず、建物の傷みがどんどん進むケースは少なくない。