賃貸ビルに対しても、かなりの投資をしている生命保険会社は多い。生命保険会社といえば、保険料を契約者から預って運用し、将来の保険金支出に備えることが会社の第一目的だから、どうしても資産運用の利回りには、ことのほかきびしい人たちである。それがなぜ、賃貸ビルに投資するのか、たずねてみたことがある。財務担当者の答えはこうであった。「たしかに、現在の利回りで見ると。賃貸ビルヘの投資は年五パーセントがやっとで、四パーセント台もザラです。
[参考]
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しかし、保険会社の資産運用は事業の性質上、どうしても長期的な視点で考えなければならない面もありますから、短期、中期、長期それぞれの資産運用の組みあわせでやっていくことになります。そのとき、長期運用はインフレの危険性を排除する必要があることから、不動産投資を一部組み入れることになります」ということであった。つまり、インフレヘッジという不動産の特質を利用したいということと、長期的に見れば、他の金融商品以上の利回りは確保できるということらしい。