不動産市場のデフレ要因をあげると次のようになります。
(1)アジアの投資家の萎縮
昨年後半からの怒濤のようなアジア通貨危機が、香港、韓国、そしておそらく中国にまで及ぶことから、日本の商業地の潜在的な担い手として期待されてきたアジアの投資家の投資態度も相当悪化するでしょう。80年後半に、必死になってアメリカの不動産を買い漁ってきたジャパンマネーが、自国の具合が悪化して一斉に引きあげたように、アジア諸国も景気後退と金融引き締めという同じような国内事情によって、日本からの撤退を余儀なくされるでしょう。
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もともとアジアの投資家の逃げ足は早いのです。
(2)資産圧縮症候群
銀行が資産減らしに躍起になっているのはもちろんのこと、大手デベロッパーまでが資産圧縮を進めだしました。資産調達に難はないと思われてきた大手でも、以前のような先行取得はやめて資産圧縮を進めると宣言しています。本来であればそういった売り物を吸収すべきデベロッパーが、逆に売り手にまわるわけですから、これも相当のデフレ要因です。