住宅需要者のニーズの多様化に対応して、プレハブ住宅の形態、デザインなども多様化し、いわゆる自由設計をキャッチフレーズとするものが中心となった。“プレハブは画一的だから……”という需要者の声も強く、これに対応した商品企画の結果であったといえよう。この“自由設計派”の代表が積水ハウス。工場で生産された部材を用いること、そしてそれによる自由設計にはおのずと限界があることには変わりないが、できうる限り需要者のニーズや注文を受け入れるプレハブ住宅を主要商品として業績を伸ばしてきた。
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一方、ミサワホームでは昭和五十年代の前半には企画型を強力に推進してきた。同社は五十一年にミサワホームO型を発売、一つの商品シリーズとしては空前の売行きを示した。この住宅は多様化傾向のなかで、徹底した企画化を図ったものであるが、その後、G型、M型、A型、S型といった企画型住宅の開発、販売を行った。その後、需要の多様化と個性化とはいっそう進み、各社とも中心を企画型から自由設計型へと移行させていく。たとえば企画型住宅を推進してきたミサワホームでも、フリーサイズ自由設計型の住宅を主力商品として注力するようになってきている。